私がいて、娘がいて、周りの人の支えがあって

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雨の季節がやってきた。

朝から湿気を感じてリビングの湿度計を見たら「78%」。今週は雨が続くらしい。外遊びができないと、2歳の長女は体力が余って大騒ぎするかもしれないなぁ。

 

もうすぐ、彼女は3歳になる。

誕生日を前に片手の3本指を立てて「3さい」という練習をはじめた。まだ薬指がうまく立たず、2.5歳のように見える。プレゼントはアンパンマンのドラムセット、ケーキはいちごのクリームのやつ。「何がいい?」と聞けば自分で決めて答えてくれる。自分の意思で決められること、それを言葉にして伝えること。つい半年前はまだここまでしっかりしていなかったのにと、娘の成長ぶりには時々驚かされる。

 

彼女が生まれてからの時間は心底濃厚でてんやわんやで、たった3年しか経っていないことに驚く気持ちもあるし、写真を見返して「こんなに大きくなったのか」としみじみと感嘆する気持ちもある。

3年もやっていれば私も少しはいっぱしのママになれたかな?いや、いまだ「なんちゃってお母さん」の感じが抜けていない気がする。

最近は毎日のように口が達者になってきたと大喧嘩。先日なんか、外から帰ってきてたった30秒手を洗うかどうかで揉めて大騒ぎ。「もうしらない、おこっちゃったもん、プン!」と腕をくみ下唇を噛んでそっぽを向く娘、怒り方が私そっくり。これからどうなっていくんだろう・・・とため息の出る毎日である。

 

昔から漠然と「30歳までに2人子供を産む」と決めていた。実際幸運なことに26歳で長女、28歳で次女と2人の娘に恵まれた。結婚して半年で妊娠が分かったと思ったら、喜ぶ暇もなくつわりでダウン。家事は私任せだった夫が、毎朝早起きしてせっせと風呂掃除、食器洗い、洗濯を済ませて仕事に向かうようになった。布団とトイレを往復する日々を1ヶ月ほど耐えて検診に行くとそのまま1週間入院になって、報告をした翌日に実家の両親が3時間半かけて飛ぶようにやってきた。自分1人だと子供を産むどころか、妊娠中に死んでたなとしみじみ思う。

 

何人もの大人が支えてやっと1人の命が誕生するんだと、自分が経験してみてやっと気がついた。

育てるのも、私1人の力では3日ともたなかっただろう。生まれたばかりの頃は毎日生き延びさせるのに必死だった。両親や夫、周りの人たちが手を差し伸べてくれてやっとこさ乗り越えてきたような感じ。

同じように私が今生きているのも、たくさんの大人達が育ててくれた結果なんだろうなと思う。生きている限り、誰も彼もそこは同じ。

 

 

さて、今日から長女はプレ幼稚園が始まる。

月に2回1時間とはいえ、新しいことのスタート。彼女よりも、きっと私の方がドキドキしているな。

今日も一日、良い1日が過ごせますように!